リハビリテーション科専門医の資格を取得致しました。
このたび日本リハビリテーション医学会が認定するリハビリテーション科専門医の資格を取得致しました。リハビリテーション科は高齢化の進展や医療の高度化などに伴い、今後最も専門医が必要であるにも関わらず絶対数が不足しているとされる診療科のひとつです（2015年4月1日現在、リハビリテーション科専門医数は全国で2049名、和歌山県では29名を数えるに過ぎません。）
当院のリハビリテーションは入院部門を中心に外来・訪問・通所部門を備えており、私を含めた4名のリハビリテーション科専門医と35名の療法士が多職種と協働して急性期から回復期、維持期まであらゆる病期に対し切れ目なくリハビリテーションの提供を行っております。また透析患者さま、がん患者さまに対するリハビリテーションを積極的に行っているのも当院の特徴のひとつです。
近年患者さまの高齢化・重度化に伴い栄養障害や認知症を合併しリハビリテーションに難渋する事例も増えてきておりますが、当院では元来が内科病院である特性を活かしこれらの問題にも丁寧に対応し、きめ細やかな全身管理のもと 『結果を出すリハビリテーション』を実践しております。2015年4月からはこれまでの実績が認められ、重症患者さまをより多く受け入れかつ高い改善率と在宅復帰率が要求される回復期リハビリテーション病棟入院料1の施設基準を取得致しました。さらに同じく4月より那賀医療圏における地域リハビリテーション広域支援センターの指定も受け、リハビリテーション関連職種の方々への支援や連携、及び地域住民の方々に対する普及・啓蒙活動にも一層力を入れていきたいと考えております。
今後ともリハビリテーションを通じ、地域の皆さまが安心して生き生きとした生活を送れるようお手伝いをしてまいります。当院でのリハビリテーションを御希望される方はお気軽に御相談下さい。
理事長 池田宜史
