「第5回 歯と口の健康週間」が無事終了致しました
「第5回 歯と口の健康週間」が無事終了致しました。
6月1日から5日間のイベントには述べ236名という多数の方々にご参加頂きました
最近は、お口の中を清潔にするようになり、虫歯や歯周病になる人の数は減少しています。また、歯の定期検診受診者も増えて早期発見・予防にもつながっていると思います。
今回は、これまでと趣旨を変えて、患者さまと職員に事前アンケートを取らせていただきました。目的は、最近注目されている「デメリットばかりの“口呼吸”」の状況に、皆さまがどの程度陥っているかを知り、正しい“鼻呼吸”を知っていただく機会としたかったからです。
-デメリットばかりの“口呼吸”-
・風邪をひきやすくなる
・口臭の原因になる
・虫歯になりやすい
・睡眠を妨げる
・歯並びが悪くなる
日常生活において、前かがみの姿勢での作業(スマホ・パソコン)、または、片方ばかり向いて寝てしまっていたり、片噛みなどで顎関節に負担かかっている人が増え、そういった方々の舌が下がっており、口呼吸になっている傾向があります。
調査結果は、外来患者さまの約60%、入院患者さまの約82%、職員の約50%が口呼吸になっていることが分かりました。今回のイベントでは37件のご相談をお受けしましたが、その方々の悩みも、元をたどっていくと口呼吸につながったので、なるほど!の結果となりました。
舌の位置は、上と下の唇を軽く合わすと、舌の先は上顎につき、上下の歯列はかみ合っていない状態が正しい位置です。すると呼吸は自然に鼻呼吸となります。鼻呼吸をすることで、鼻毛がフィルターになり、埃やウイルスをキャッチしてくれ、湿度のなる良質な空気が体内に供給されます。鼻呼吸を意識するため、毎日お口の体操をしましょう!
歯科衛生士 井道達子