嚥下食レシピ大賞で大賞を受賞しました！
今回、嚥下食を作る際に欠かせない増粘剤を製造・販売されているニュートリー㈱が行っている全国規模のコンテストに初めて応募しました。『嚥下食に取り組む皆さんの頑張りを全国へ・・・』をコンセプトに5年前より行われているコンテストです。嚥下食は一般に見た目や形が悪く、患者様も作る側も食べる楽しみや喜びを忘れてしまいがちになります。この喜びを取り戻してもらえるようにと考え、PR文を添えた「フリーPR部門」に名手病院栄養課と南テスティパルさんとで共同で応募し、見事大賞を受賞することが出来ました。これは、いつもおいしい食事を作ってくださっている、南テスティパルさんの協力で実現することが出来ました。これからも名手病院と南テスティパルのスタッフが一丸となり患者様に喜んでいただけるお食事を提供していきます。
～添付したPR文～
幼い頃の誕生日は、誰もがバースデーケーキのロウソクに火を点け、その火を吹き消してお祝いすることと思います。でも歳を重ねるうちに、誕生日にケーキでお祝いすることがなくなってしまいます。
今年の誕生日、調理師さんが手作りのバースデーケーキをプレゼントしてくれました。何十年ぶりかの誕生日ケーキ。ケーキのロウソクの火を吹き消し、家族にお祝いしてもらうことが出来ました。その時、言葉で上手く言い表せない幸福感を感じました。
誕生日は高齢になっても、病院に入院していても、その人にとって特別な日です。バースデーケーキに火を点け、パーティーが出来たら少しでも心が安らがないかな？そして、そのケーキを美味しく食べてもらいたい・・・でも、高齢で嚥下障害を伴ってくると、バースデーケーキを食べることが出来なくなってしまいます。誕生日パーティーをしても、ケーキではなくゼリーやババロアの提供が普通となっています。果物がたくさん載っているバースデーケーキを食べてもらいたい。華やかな見た目のバースデーケーキを、安全においしく食べてもらいたい。幸せを感じた素敵な笑顔を見せてもらいたい。その思いから、栄養士・調理師が協力し、バースデーケーキを作成しました。
今後は、クリスマスなどの行事食に展開し、入院患者さん全員で特別な日のお祝いをしていきたいと考えています。
「応募したバースデケーキ」
