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嚥下内視鏡検査(VE検査)を導入しています

これまで当院では嚥下障害に関わる検査として、水飲みテストや嚥下造影検査(VF)などを実施してきましたが、平成30年5月より嚥下内視鏡検査(videoendoscopy:VE検査)を開始しました。

嚥下内視鏡(VE)検査とは、約3mmの小さな内視鏡カメラを鼻から挿入し、その内視鏡カメラで食べた食材の状況を確認する検査です。

【嚥下内視鏡検査の効果】
診断の精度がかなり上がります。嚥下内視鏡検査を行わず、飲み込みの音を外から聞くだけだと、喉の中で何が起こっているのか分からない場合がありますが、嚥下内視鏡検査だと分かることが増え、より正確な診断をした上で 「食べる訓練」を行うことができます。

【嚥下内視鏡検査のメリット】
①嚥下内視鏡検査は喉の中を直接診ることができる ので、嚥下機能の診断が容易です。また、病院で普段の食事を食べていただきながら行うので、日常生活に即した評価がしやすいメリットもあります。 

②患者さんに適した食事姿勢を決める ことができます。嚥下機能低下した方は、姿勢を変えると食べやすくなる場合があり、患者さんが実際に食べている場所で、リクライニング角度を調節できるのもメリットです。また現在食べている食事の形態なども指導できます。誤嚥の程度に応じて食形態を変える(例えば固形食をきざみ食にしたり、とろみをつけてみたり)なども嚥下内視鏡を見ながら指導できます。

嚥下訓練リハビリテーションのご相談お待ちしています。

 

口腔嚥下チーム

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