第8回「歯と口の健康週間」IN名手病院を開催しました。
第8回「歯と口の健康週間」IN名手病院のイベントを今年も至る6月4日(月)~6月8日(金)までの5日間開催致しました!延べ385名のご参加有難うござました。
今回は、オーラルフレイル*に着目し、お口のケアの目的と清掃の方法について、患者さまがどのように行うことがよいのか知っていただく機会にしました。体験コーナーを設け、舌圧(舌の押す力の事)・手の握力測定を行い、歯のかみ合わせ、飲み込みの実際の数値確認をしたところ、やはり舌圧や低い方は良くむせる。また、握力に左右差のある方は、噛み方に偏りがありその原因が歯周病や虫歯であることもわかりました。年齢とともにどうしても低下していく口腔・嚥下(飲み込みの事)機能ですが、そのままにしておかず、お口のケアをすることで予防できることを知ってもらう機会になりました。
今年は、その嚥下にも注目し、当院で作成した「嚥下調整食DVD」も実際に見ていただき、試食もしていただきました。
試食については大変好評で、「家でも作れるね」「こんなに簡単で美味しい」などの声もありました。
まずは、この「歯と口の健康週間」でご自分の口に興味を持ってもらい、歯科受診や嚥下機能評価を受ける機会になったと思います。
最後に2018年のテーマは「のばそうよ 健康寿命 はみがきで」です。
私たち名手病院 口腔嚥下チームは、これからも患者さま、地域の皆さまの「お口の健康寿命ののばす」を目標に全力投球します。
*オーラルフレイルとは
口や舌の機能の低下や食事の偏りによる身体の衰え(フレイル)の一つです。
歯科口腔科 主任 井道達子